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朝顔日記

あさがくるまえに。

愛の形

「昔の方が良かった」

 と言う人がいる。私自身もそう思うことがあるし、古き良き昔、などと言うので、あながち間違いではないのかもしれない。

 私は仮面ライダーが好きだ。

 1番好きなのはオーズ。2番目はW。いずれもマッハ!ではなくって、いずれも5年以上前の作品だ。友人からすれば、「それは古い」らしい。彼女はここ2、3年の特撮が1番好きらしいから。

 毎年、新しい仮面ライダーのフォルム、テーマなどが公開される度、「こんなの仮面ライダーじゃない!昔の方がよかった!」などと言う人は必ずいる。けれど、昔=普通と仮定すると、あれ、となることは多い。

 そもそも、仮面ライダーは「ライダー」。バイクに乗るから「ライダー」なのであって、そこから逸脱すれば、仮面ライダーではない、とその人は主張したいのだろうか。

 大人気作品で、「1番面白かった」と言われることの多い電王。あれは、「電車」だ。あれ、バイクは?!という感じで(電車をバイクで操縦するのだ!)、明らかに「普通」ではない。

 遡って見ると、仮面ライダーは昔から「普通」ではない。響鬼はベルトで変身しないし、龍騎仮面ライダー同士で争うし、Wは2人だし、ドライブは車だし!

 何が普通なのだろう。きっと、その人は、今の仮面ライダーをきちんと見ていないのだろう。今には、今の良さがあり、昔には昔の良さがある。

 人間は変化していく生き物だ。人間の身体は日々成長し、退化する。気象も、街並みも、歴史的建造物だって。ずっと同じものなど、この世には存在しない。愛の形も、変わってゆく。時代と共に。

 それを否定するか、受け入れるか。きっと、そこに人類の未来がかかっているのではないのかな、と私は思っている。